【東京・宿泊型産後ケア】東都文京病院の産後ケアへ行ってきました


産後は通常よりも疲労が溜まりやすく、精神的にも不安定な時期で赤ちゃんのお世話は想像以上に大変…。そんな出産後のママの心身の回復を目的とし、子育てのスタートを支えてくれるのが産後ケアです。
私は東京・文京区にある「東都文京病院」に産後ケアで5日間ほどお世話になり、

結論、とてもよかった!

ので、その体験をお伝えします。
※2022年11月時点の体験談です。

そもそも「産後ケア」って何をするの?

産後ケアの具体的な内容は、以下2タイプが一般的かと思います。

・病院や助産院でのいわゆる「入院」という扱いでの産後ケア
 →出産した病院での「入院」とほぼ同じ内容

・エステや豪華な食事を提供してくれるホテル滞在型産後ケア
 →ホテルに、24時間の託児所や助産師さんによる心身ケア、産後エステなど
  産後のママに特化したサービスが付いている内容

前者のタイプが私の住む自治体と連携しており、補助金も出ていたので利用しました。

予約〜入院まで。「東京都済生会中央病院」と迷ったけど…

自治体と連携しており、自宅からも通いやすかったのが港区にある「東京都済生会中央病院」と、今回お世話になった文京区にある「東都文京病院」の2つ。

予約方法は、
東都文京病院…電話
東京都済生会中央病院…事前予約メール→出産後電話

私は出産後すぐに産後ケアを利用したく、自治体の方からも「早めに電話して予約を」とアドバイス頂き、出産予定日の1ヶ月半前に電話しましたが、

結論
出産後に電話しないとなんの意味もない!
です。

出産予定日はあくまで「予定」。
日程のずれが大きい為、出産前に予約を取ると空室が発生する可能性が高く、産後ケアの利用確定はあくまで「出産した方から」。
東都文京病院は出産してから電話してください、と事前予約は不可でしたし、済生会中央病院では仮予約はできても、あくまで「仮」で、出産した方が優先。出産日すぐに済生会中央病院に電話し、仮予約した日に予定通り入院したい旨を伝えましたが、「出産した方が優先で、1ヶ月以上先まで埋まっています」とのお返事…(仮予約とはなんだったのー)

ちなみに、東京都済生会中央病院は、部屋から東京タワーが見えて綺麗な病院で人気な上、産後ケアのベッド数も少ないとの噂。ご利用になりたい方は出産後、早めの予約をお勧めします。

こちらが済生会中央病院のお部屋。綺麗で気になってたんですけどね…


東都文京病院の方は空きがあるタイミングだったので、出産後すぐの電話で簡単な説明を受け、
・お部屋のタイプ(バストイレ付きの個室〜大部屋あり)
・タオル類やママのパジャマのレンタルをするか(有料)
等の相談をして予約を確定。生後1週間の我が子を連れて向かうことになりました。

どんなお部屋?施設はどんな感じ?

到着後、受付を経てお部屋に案内して頂きました。

お部屋について

私のお部屋は特Bという個室・バストイレ付き(ユニットバスです)・20平米弱のお部屋でしたが

なかなか綺麗!広い!

家具も床もアンティーク調な木製で少し古めかしさも感じますが、清潔に保たれていましたし、大きな窓から空や木も見えてとても心が安らぎました。

お部屋には
・テレビ
・湯沸かしポット
・ミルク用品(キューブミルク/ミルクポット/ミルトン/哺乳瓶洗浄の道具)
・ママ用のハーブティーのサービス
などがありました。

病院内の設備について

私が病院内で利用したのは
・新生児室
・授乳室
・給水サーバー(水・麦茶・緑茶あり)
・自動販売機(1階のみ)※売店は病院内にありません
です。洗濯機や乾燥機、シャワーなどもあるようでした。

赤ちゃんの過ごし方は?

貸し出してもらえる新生児用のお洋服に着替え(もちろん持参も可)、新生児用コットに入って過ごします。1日1回沐浴もしてもらえますし、小児科の先生が赤ちゃんの健康状態も診てくれます。

日中の様子

部屋の中では基本自由にして良いスタンスです。が、総合病院なので、午前中は看護師さんによる検温等(ママの様子を聞いてくれる)の他に、お医者さんの巡回、赤ちゃんが部屋にいると小児科の先生の問診など、いろんな人が何度も訪ねてくるな、という感じです。放置されるよりはありがたいですが…!
ちなみに、部屋の中に赤ちゃんだけを残して自動販売機等に行く事は禁止で、部屋を離れる時は必ず赤ちゃんを新生児室に預かってもらう必要があります。また、入院の為、無断での外出はNGです。

ここが良かった!&気になった所

良かった所①:24時間安心して赤ちゃんを預けられる

これはどの産後ケア施設にも共通しますが、一番のメリットだと思います!
夜中の授乳が辛い…続けて眠りたい…など相談すると、「ミルクあげときますよ〜」と快く赤ちゃんを新生児室で預かってもらえました。昼は部屋で一緒に過ごし、夜は新生児室で、などママが過ごし方を決められます。(最初何も考えていなかったので戸惑ったのですが、看護師さんには「本当にいろんなタイプの方がいるので、好きにしていいですよ」と言ってもらえました。確かに、泣いている赤ちゃんを昼からずっと預けている方もいました。)
私は産後ケア初日、疲れがMAXだった事もあり夕方から翌朝まで赤ちゃんを預かってもらい、たくさん眠る事ができました。おかげで随分体が回復したと思います。

良かった所②:食事が美味しい!

総合病院の病院食だし、と期待していなかったのですが、東都文京病院は産後ケア食について、他の入院の方とは別メニューだそうです!調理の方が一生懸命工夫を凝らしてくださっている、と看護師さんに教えて頂きました。
豪華なレストラン食ではありませんが、ちゃんと美味しくて、オヤツも可愛く毎回楽しみでした。

栄養バランスの良い和食。普通の総合病院のご飯より美味しかったです!
オヤツも可愛くて癒しー

良かった所③:母乳についての相談ができる

東都文京病院の産後ケアのパンフレットに「母乳育児をサポートします」と書いてありましたが、本当にその通りで、助産師さんが毎日授乳の様子を見てアドバイスをくださったり、悩みを聞いてくださり、心強かったです。

また、母乳専門の助産師さんが週に1度巡回しているそうで、私はその日に当たったおかげで、凄腕マッサージをしてもらい(結構色々強烈でした)、よく母乳が出るようになりました…外来の母乳マッサージに出向いて受けるとうなクオリティの施術を、産後ケア中にして頂けたのはラッキーだったなーと思います!

逆に、結構母乳育児を推し気味の産後ケアなので、混合やミルクの方は事前にはっきりとスタンスをお伝えした方が快適に過ごせるかもしれません。

気になった所:看護師さんが物凄く忙しそう…!

こんなに充実した産後ケアを提供してくださっているのに対し、看護師さんの人数が少ないのでは…というのが正直な印象でした。本当に忙しそう!そんなわけで、レンタルのタオルやパジャマの新しいものが欲しい、とかミルトンを交換して欲しい、などをお伝えしても、忘れられてしまう日も…w
足湯のサービスもあったそうなのですが、全然言い出せる雰囲気ではありませんでした。
きめ細やかに何もかもやってもらいたい!というよりも「赤ちゃんを見てもらえて、ご飯が出るだけで最高☆」位のゆったりとした気持ちで行くといいかもしれません。

まとめ

全く何もわからないまま向かった産後ケアでしたが、体力の回復や育児のペース作りなどメリットが沢山で、お世話になって本当に良かったです。
私は出産後すぐ利用しましたが、こちらの場合生後4ヶ月まで利用できますので、1ヶ月過ぎた里帰り後、夜泣きが続いて眠れない時など、育児に疲れたタイミングで利用するのもいいかもしれません。
この記事が産後ケアの利用に迷われている方の参考になれば幸いです。

東都文京病院の産後ケアHPはこちら

https://www.tohtobunkyo-hp.com/診療科-部門紹介/妊婦健診産後ケア/

ページ内・「産後ケア入院のご案内.pdf」で詳しい内容が確認できますよ♪

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